自動車保険詐欺についての体験談
自動車保険詐欺と言っても,保険会社をだまして保険金を巻き上げた…という話ではありません。念のため。
その逆です。
結論から言うと,自動車保険に入る際に保険代理店の担当者から虚偽の説明を受けた,という話です。
もう古い話で時効ですが,私の体験談ですから,真実です。
当時,自動車保険は親の会社の関係の個人保険代理店の人にすべて任せきりで,中身をよくチェックせずにいわれるままに保険に入っていました。当時は(も)世間知らずでした…。
ある年,自宅を訪ねてきたその保険代理店担当者から「自動車の任意保険」の継続を勧められました。
担当者:(見積もりを見せて)昨年度と同じはこれこれですが,もうちょっと保障をつけてこちらはどうですか?
私:いや結構です。それから中古車だし,今年から車両保険はいりません。
担当者:(慌てた様子で)それはあかん。不良外国人が多く運転していて当て逃げされたり,保障金を払わずに逃げ帰ったりしているんです。絶対に,車両保険には入らんと!
私:中古車なので,いらないと思います。
担当者:あいつら(不良外国人)は,事故を起こして知らん顔で帰国したりしますよ。車両保険に入らないと大変なことになりますよ!
私:いや,やめときます。
担当者:(焦った様子で)いや,車両保険に入ってもらわないと,万が一事故を起こしてもこちらで示談交渉はできません。
私:えっ!本当ですか?それは困る。
担当者:そういう決まりです。車両保険に入ってもらわないと一切の示談交渉はできません。
私:そうなんですか?わかりました。では昨年度と同じ内容でお願いします。
というわけで,その時はよくわからないまま言われるままおすすめの保険に入りました。
その後,仕事の関係で地元を離れ関東のある県へ。
自動車保険の更新時期が来たので,出先の県で他の保険会社に電話して,そちらで自動車保険に加入することにしました。
前年の保険証書を見せて相談すると,
他の保険会社の担当者:重複して同じような保障にいくつも加入していますがこれでいいですか?
私:えっ!?前の担当の方に任せていたんですが・・・。
他の保険会社の担当者:必要ないので,外してもいいと思います。
私:そうなんですか・・・。唖然。車両保険は必要ですよね。
他の保険会社の担当者:車両保険は被保険者様の判断で入っても入らなくてもいいですよ。
私:でも,車両保険を付けないと示談交渉していただけないのですよね?
他の保険会社の担当者:えっ?そのようなことはありません。
私:いえ,前の担当の方は車両保険に入らないと示談交渉はしないと言ってましたが・・・。
他の保険会社の担当者:そのようなことは絶対にありませんのでご安心ください。
つまり,前の保険代理店の担当者は嘘をついて不必要な保障をつけて搾取していたということか!
最近,両親のマンションの火災保険でトラブルがあった(※ マンションの高層階なのに火災保険の水災に加入させられていた!)のですが,高々数千円~数万円のために,人をだまして詐欺まがい,いや詐欺をはたらく人間がいるんですね。この話はいずれ。
これ以降,保険会社は一切信用していません。
皆さんもお気を付けください。
※ 火災保険の水災とは,主に床上床下浸水による被害を想定しています。