ベランダに鳩よけを作ってみた
マンションのベランダの鳩がひどい
マンション住まいの悩みの一つに、鳩の飛来があります。
我が家のマンションは地上10階に位置します。
この高さでは、虫はまずこないし、ゴキブリも見たことはありません。
ただし、「くるっくーくるっくー」という声を結構聞きます。
そう、ハト様です。
来て、ベランダの手すりで休んでいくくらいなら別に構わないんですが、ちょっと困るのが辺り構わずフンを落としていくのです。
これが結構臭く、こびりつくと取るのに苦労します。
なにより、感染症の心配もあるような気がします。
初期段階で撃退を
ハトはその場所が気に入ると、容易なことでは立ち去ってくれず、いたちごっこが続く・・・といいます。
そうなってからでは大変なので、初期段階(ハト様が住みよいか?安全か?を偵察に来ている段階)でお引取り願いましょう。
そのうち去るだろう・・・は、後々苦労することになりかねません。
手すりに止まらせない
ハトがマンションなどのベランダに飛来するときは、まず手すりに止まって、安全を確認する習性があるようです。
なので、まず手すりに止まらせない!という工夫が功を奏します。
よくあるのが、針を逆さまにいっぱいさしたものを手すりに装着する・・というもの
これは効果がありそうですが、結構値段が高く、また、大掛かりです。
それに美観をかなり損ねるうえ、お子様のいる家庭ではちょっと危険かもしれません。
そこで、私は釣り糸のテグスを用いて手すりに止まりづらくしています。
これは安価・簡単に設置できて危険性もありません。
台風などでもまず心配ありません。
テグスを張る
では、その貼り方ですが、専用のセットが売られています。
高いですね・・・。
あなたが釣りをする方なら釣り糸のテグスのあまりがあると思います。
ちょっと太めの道糸で、太さは4~5号もあればいいと思います。
なくても釣り糸は百均で売っています。
それと、ホットボンドを用意しましょう。
それと、手すりの上に糸を貼るための金具が必要です。
こんな感じの安いやつで十分ですが、防錆対策をしたほうがいいでしょう。
我が家ではサビサビになってしまいました。
百均で買えば、たぶんすべてを買っても安価で済みます。
この金具をひねって(下の写真を参考に)、手すりに取り付けます。
手すりにはネジが付いてますから、それを利用して取り付けます。
手でひねった金具を、結んだテグスが手すりの真上に来るようにします。
取り付けるためのネジ穴が見つからない・・・ときは、アルミの針金を使えばいいでしょう。
百均で売っています。
取り付けの際に、ネジ穴を通して、手すり内部に水が染み込まないようにパッキン等をしたほうがいいと思います。
あとは、テグスを張るだけです。
こんな感じです。
こうすると、ハトが手すりに止まったときに、ハト胸をテグスで押されるため、居心地が悪くなり、飛んでいってしまいます。
これは結構効果があり、手すりの下にフンを発見することは少なくなりました。
ところが、敵もさるもの。
手すりと壁の隙間(下の写真)に止まるようになってしまいました。
そのため、今度はその隙間にもテグスを張っています。
これはホットボンドで糸を止めているだけです。
手すりとの接着部分に釣りのサルカン等を接着しておけば糸の張替えも簡単でしょう。
これは、景観を損ねることはなく、近寄ってみないとわからないほどです。
画像が荒いですが、下の赤○で囲んだところにテグスを張っています。
ホットボンドはいらなくなったらはがせます。
給湯器の上
ついでにガス給湯器の上にもテグスを貼りました。
今(9月中旬)はまだいいですが、秋冬になり寒くなってくると、あたたかい給湯器の上でハト様がお休みになっていることが多かったので早めの対策です。
これは焼き鳥用の竹串にテグスを結んで、給湯器を挟むように竹串を固定して、テグスを張っています。
竹串のてっぺんは上のコンクリに押し付けています。
ひょっとして、ハト様が横からテグスの間にうまく入り込んで、お休みになられるかもしれませんが、しばらくこれで様子を見て、だめなら考えることとします。
ちょっと想像したくないのが、ハト様がテグスに絡んでお亡くなりになることですが・・・。
ハトが暴れれば、壊れそうなので、まあ大丈夫でしょう。
そのため、あまり強度を強くしていません。
早め早めの対策を
ハトよけネットをベランダ一面に貼る方もいらっしゃいますが、美観を損ねますし、費用もかなり掛かるはずです。高所作業だし、業者に頼んだほうが良さそうですね。
その上、ネットが飛んでいかないかとか、台風時にいらぬ心配が増えます。
ネットがあれば、万が一の火事のときベランダから逃げよう!・・邪魔になりますね。
取り付けで、コンクリにアンカーボルトを打ち込めば、美観を損ねるとともにマンションの劣化にも繋がりかねません。
なのでそうならないうちに、
ハトの害に悩まされる前に、、早めの対策をおすすめします。
ハトは一度居着いてしまうと、しつこくやってくるそうですから。