ヨーグルトが人気ですね。
飲むだけで健康維持ができるとしたら誰しも関心を持つと思います。
ヨーグルトのコスト
例えば R-1ヨーグルト 風邪を引かないとか、花粉症にいいとかいろいろ言われています。
真相はわかりませんが、気にはなりますよね。しかしこれ結構高価なんです。
家族四人で一日一人一本ずつ飲もうとしたら上記の楽天販売で購入した場合、
4人☓31日=124本/月
124本☓(4850円÷36本)=16705円/月
も必要です。これは1年365日欠かさず毎日飲むとして、20万円ほど必要です。
もしも朝晩一人2本ずつ飲むことにすると、この倍40万円ほどかかります。
10年では200万円~400万円 という結構な高額になってしまいますね。(車が買える!)
まあ健康には代えがたいのかもしれませんが。
その他にも、内蔵脂肪を減らすという触れ込みのガセリ菌ヨーグルト
こちらはR-1に比べるとまだ安いですが、それでも年間で考えると結構な金額になるでしょう。
これを家で作ることができたら・・・と思ったことはありませんか?
ヨーグルトは自家製造できる
実はヨーグルトは家で作ることができます。
例えば一昔前に流行ったカスピ海ヨーグルトなど、やってみた人も多いのではないでしょうか?
カスピ海ヨーグルトはこちらの記事を
カスピ海ヨーグルトなら、ヨーグルトメーカーも不要です。容器も殺菌も不要で簡単に作れます。
しかし、その後あまり流行っているように思えません。
これは私の考えるに、「面倒くさい」の一言に尽きるのではないでしょうか。
実はカスピ海ヨーグルトはヨーグルトメーカーはなくてもできます。カスピ海ヨーグルトなら、容器も殺菌も不要で簡単に作れます。
一般に売られているヨーグルトメーカーの推奨する製造方法をチェックすると、
容器を熱湯消毒したりとか、温度にいろいろ気を使ったりとか、気楽に使えるとは言いにくいものが多いです。
最初は物珍しさも手伝っていいのかもしれませんが、これを毎週のように繰り返すのではやがて飽きてきます。
そしてやらなくなる・・・。というパターンの人が多いのではないでしょうか。
できているのを買ったほうが楽だから・・・そりゃそうですね。
でも私は究極のものぐさヨーグルト製造方法を発見しました。
この方法に従えば、誰でもとっても簡単に(熱湯消毒とか手動での温度管理も不要です)放っておくだけで完璧なヨーグルトを作ることができます。
注意
ただし、できたヨーグルトがもとのものと全く同じか?というとそれは調べてみないとわからないことです。このあたりは自己責任になります。
明治HPより
「プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることはできますか」という問いに対し、「プロビオヨーグルトR-1の特徴である1073R-1が作り出すEPS(多糖体)の量は、原材料や発酵条件等により異なります。一般家庭ではこの商品と同等量のEPS(多糖体)を作り出すことができないと考えられます。そのため、当社で生産しているプロビオヨーグルトR-1をお召し上がりいただくことをおすすめします」
とあります。
ものぐさヨーグルト製造方法
ではいよいよ製造方法について・・
まずいろいろあるヨーグルトメーカーから機種を選定します。
ヨーグルトメーカーの選び方
まず、温度が細かく設定できるのを買うべき
です。
- ヨーグルト菌は沢山の種類があり、それぞれ最適な培養温度が決まっています。
温度設定ができないといろいろな菌株のヨーグルトを作ることができません。
(最高温度はできれば60℃位あれば他の料理にも使えるかもしれません)
それから、タイマー付きを選びましょう。
- 時間を設定できないと、培養しすぎてヨーグルトが酸っぱくなりすぎたりします。
また、牛乳パックをそのまま使う事ができるものを選びましょう。
- ヨーグルトを作る容器が別になっている製品がありますが、作るたびに容器をいちいち消毒しなければなりません。(これは面倒です)
牛乳パックをそのまま使うことができれば滅菌消毒する手間が省けます。(これ大事です)
作るたびにいちいち熱湯消毒するようではすぐに面倒くさくなって、ヨーグルト作りそのものが億劫になってしまいます。
私の使っているのは
私の使っている機種はアイリスオーヤマから出ているものです。
ヨーグルトだけでなく納豆や甘酒なども作れるようですが今の所やってません・・・今度やります。
これに決めた理由は
- 温度設定が1℃ 刻みで可能である(最高65℃)
- タイマーが付いている
- 牛乳パックのまま中に放り込める
- 値段がそれほど高くない(数千円?)
などの理由から選びました。
(もちろん他の機種でも構いませんが、これらの条件を満たすものがいいと思います)
このアイリスオーヤマのヨーグルトメーカーはほぼ完璧です。
欲を言えば、もう少し大きい機種もあると良いかも、、、です。
現在はいろいろな後継機種が出ているようですが、上記の条件を満たしているかどうかを確認しましょう。
ヨーグルトの作り方
作り方の概要です。
- 牛乳を買ってくる
- 種菌となるヨーグルトを買う
- 牛乳へ種菌を入れる(砂糖などを入れる人も)
- 指定温度のまま指定時間保つ
- できあがり
ですが、ここでは私の推奨する超簡単な作りかたをご紹介します。
牛乳の選び方
まず牛乳はいまのところ、「明治のおいしい牛乳」をおすすめします。
いろいろ試しましたが、一番ヨーグルトの失敗がすくない印象です。
しかし、この牛乳を一番に推す理由はこの牛乳の注ぎ口・フタにあります。
この「明治のおいしい牛乳」のパックにはスクリュー式のフタがついているのです。
他の製品でもOKですが、フタ付きで密閉が容易なパックを選んでください。
普通の牛乳パックを使うと密閉が難しくなります。(できないことはありません)
メーカーの説明書きでは「はじめに中身の牛乳を少し(100ccほど?)出す」、などと書かれていますが、必要ありません。(最初の頃、出した牛乳どうすんねん!っていつも思ってました)
種菌は一番小さいヨーグルトを一本使います。(種菌の量はその半分ほどの量でも、まず作れます)
牛乳パックのキャップを開けて種菌を流し込んでください。
一本100g 程度を入れると中身が溢れそうになりますが気にすることはありません。
きっちりキャップを締めます。ちょっと逆さまにして撹拌します。
こうすると牛乳パックをそのままヨーグルト容器として利用するので消毒滅菌の必要がなくなるのです。
設定温度と時間
ヨーグルトはその菌種によって最適温度が決まっています。
私の使っているアイリスオーヤマのヨーグルトメーカーは温度設定が1℃単位で可能です。
R-1ヨーグルトは論文としてその詳細が公表されているので、培養温度を知ることができます。
情報によると、43℃が最適です。
ガセリ菌ヨーグルトについては、その培養温度は42℃となっています。
培養時間は8時間~12時間が推奨ですが、あまり長時間にすると酸味が勝つようになりますので、このあたりはお好みで調整してください。
終了しました↓。
牛乳パックの中身をチェックして、ヨーグルトができていることを確認します。
家では、以上の方法でほぼ失敗なく作れています。
夜寝る前にセットしてやれば朝にはできていて超簡単です!
ただし、出来上がりは生暖かいです・・・。
そのまま常温で放っておくとさらにヨーグルトの発酵が進みますので、冷蔵庫に入れて冷やしてやりましょう。
さらに安く上げるには
極論すれば、一度ヨーグルトを作ると次に種菌を買う必要はないですね。
次の写真のようにして新しく作ったヨーグルトを種菌として次の牛乳に投入してやれば同じようにヨーグルトを作ることができます。
つまり理論的には、以降の種菌に使うヨーグルトを買う必要がなくなる・・・ということです。
(牛乳は買いますが・・・)
私は作り続けるとき、雑菌の混入を防ぐために以下のようにしています。
参考までに・・・
自家製造したヨーグルトをさらに次のヨーグルトの種菌として使う場合
ヨーグルトができたときに、すぐ次のヨーグルトを作り始めます。
つまり、家で作ったヨーグルトの口をあけた直後、その最初のヨーグルトを次の牛乳へ入れて種菌とします。
このようにすれば雑菌の繁殖するリスクをかなり抑えることができるはずです。
注意
ヨーグルトはどのようなものでも封を開けてしばらくすると中でいろいろな菌が繁殖している可能性があります。
何代もつづけてヨーグルトを作っていると中身が変化してくる可能性があります。
ですので、しばらく子・孫とヨーグルトを作ったらそこで終わりにして、市販のヨーグルトを種菌として作り直したほうが良いかもしれません。