ハナクリーンα 修理 Oリング交換
以前にご紹介したハナクリーンαですが、送出圧力が下がり、ついにピストンを押しても洗浄水がチョロチョとしか出なくなりました。
そこで、ピストンを分解。メーカーのお手入れビデオにしたがって摺動部にワセリンを塗ってみました。
連結しているチューブを外します。刺さっているだけです。
ピストンシリンダーを左にねじると外れます。
ピストン部分のOリングを外します。
Oリングにワセリンを塗って戻します。
ところが、その後ほとんど洗浄水が出なくなり、いよいよお蔵入りかと・・・思いましたがちょっと調べます。
まず弁をチェック。弁はおそらく異常なしです。
ついでOリングをチェック。外観や弾力性は見たり触ったりしても、それほど劣化を感じません。
新品を買うか?と思ったのですが、ここは修理してみようと思い立ち、まずは全てを分解洗浄してみました。
ついでに塩素消毒しました。水垢やカビなど繁殖しやすいため,やはり定期的に清掃したほうがいい感じです。
しかし,ピストンがますますスカスカになって全く使えない状態に。
ピストンがスカスカなので,Oリングを交換すれば治るんじゃ、と思い、ホームセンターへOリングを買いに行きました。
ところが、売られているOリングの大きさがオリジナルと微妙に違います。そのため、Oリングを2種類買いました。
- 外径10.4mm リング太さ2.4mm
- 外径10.4mm リング太さ3.1mm
しかし、太さ2.4mmだとスカスカ。3.1mmだとかたくてピストンを押しても戻らずです。
ただ、太さ3.1mmの場合に、強制的に手でピストンを押したり戻したりすると、きちんと洗浄液が吐出されます。
ということは、問題はOリングで間違いない、ということがわかりました。
そこで、合うOリングを求めて販売会社にOリングのサイズをメールで尋ねました。
すると、「特注品で市販品にはない」というお返事が。
部品価格はこちらへ
Oリング単体でも売っていただけるそうですが、経年劣化を考えて、ピストンを含めたパーツのアッセンブリー交換を勧められました。
一旦、部品購入をお願いすることにしたのですが、ある時他のホームセンター(カーマ)を見ていると、「外径10.4mmで太さ2.7mm」のものを発見。ただ純正品と比較してみると微妙に厚みが違います。しかしこれは許容範囲では?と思い,160円程度なのでダメ元で買って試してみると,これでばっちり適合したのでした。
そのため,新品交換はキャンセルしました。今のところ,順調に動作しております。
Oリングを3種類も買ってしまったので総額が600円程度かかりました。これなら新品の部品を買ったほうがよかったかもしれません。
おそらくOリングの外径10.4mmでリングの太さ2.7mm前後で適合するように思います。
しかし,販売会社によると,ピストンとOリングはそれぞれ相性があり,1個1個はめてみてテストしているそうなので,ものによっては合う合わないがあるかもしれません。
Oリングをお買い求めの際は,以上の点にご注意ください。
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