タイの「今日は休みだぞ」詐欺の思い出
タイへ行ったお話の続きです。ずいぶん昔(2012年?ころ)なので今は違うことを願います。
以前のお話はこちら


どんな詐欺?
首都バンコクにホテル(5つ星ホテルのスイートがめっちゃ安く取れました)を取っていたので,市内観光に出かけました。
タイのバンコク市内の有名な寺院(名前忘れた)に行こうと思ったのですが,とにかく寺院全体が大きく,ぐるっと周りを塀で囲まれているため,入り口がどこにあるのかわかりませんでした。
で,うろうろしていると……。
交差点で,フレンドリーなタイ人の兄ちゃんが声をかけてきました。
兄ちゃん:「何してるんだ?」(以下,実際は英語でのやり取りです)
こちらは家族3人です。
兄ちゃん:「今日は寺院は休みだぞ。」
私:「えっ! 本当に?」
兄ちゃん:「ああ,〇〇だからな」(すいません〇○の内容は忘れました)
私:「確か,やってるってガイドブックにあったんだけど。」
兄ちゃん:「それは昨日までだ。今日は特別だからな。」
私:そうなんか…,と半分信じかける。で,どうしよー,って思っていると,
兄ちゃん:「代わりに,今日開いている○△寺院へ連れて行ってやる。そいつが乗せていってくれるから。」
かたわらにトゥクトゥクが止まっていたのに気が付いた。トゥクトゥクの兄ちゃんが人懐こい笑顔で手を振って,鈴をチリンチリン…と鳴らした。えらい連携ええな,と思って少し変だと思い始める。
兄ちゃん:「そのあと水上マーケットにも案内してやるよ。」
ここで,怪しいという思いが決定的に!
なぜなら,ガイドブックでは水上マーケットはその日はやっていないと書かれていたのをおもいだしたから。もしかしたら,詐欺用の水上マーケットのボートを持っているのかもしれません。そんなのに乗ったら怖いっすよね。
私:「水上マーケットって今日やっとるんケ?」
兄ちゃん:「当たり前やん! 特別いいところへ連れて行ってやるから。」
もうここで,詐欺だなと思ったので
「やっぱりいいや! またね。」
相手はあきらめたのか,その後は特にしつこくはなかったです。
で,しばらく塀沿いに歩いていくと…,角を曲がったところで塀の切れ目があり,人々が大勢寺院に入場しているではないか!!
やっぱり休みなんて嘘やん!
情報によると,これはよくある手口の詐欺だそうで,うっかり乗っかると,ぼったくりの宝石店やスーツの仕立て屋やお土産屋に強制的に連れていかれるとのこと。そこで,買わざるを得ない雰囲気・圧力で,多くの人が被害にあっているそうな。
結論
海外旅行で向こうから声をかけてくる人には気を付けろ!
でした。
ちゃんちゃん。
コメント