電気自動車の使い勝手 マンション住まいですが・・ニッサンリーフ・充電は?遠乗りはできるか?

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リーフに乗り始めて早や6年目

リーフを中古(1年落ち)で買って早くも6年(2019年秋)が過ぎようとしています。

リーフは初代、マイナーチェンジモデル、そして話題の新型リーフと大まかに分けられますね。
私の乗っているリーフはマイナーチェンジモデル2代目の寒冷地仕様です。

 

旧型リーフの航続距離の実際

今の新型リーフは航続距離はe+で500kmとか言われています。羨ましい限りです。
ただし、日本での電気自動車の航続距離の表示は全くあてにはなりません。実用上はおそらく公称の 70~80 % 程度ではないかと思います。

私のリーフも200km以上の公称航続距離でしたが、買ったばかりでもいいところ160km程度でした。
しかも160kmと出ていても、160kmまるまる走れるわけでは全くありません

バッテリー残量が30%を切る頃には、初心者はバッテリーあがりが心配でドライブどころではなくなります。
特に、高速道路上でバッテリーあがりなどやらかした日には大変なことになります。
最近は大分なれたのでまだマシですが、当初は運転していて手に汗を握るという表現がぴったりでした。

旧型で遠乗りはできるのか

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旧型リーフで遠乗りはできるのか?  結論から言えば可能です。
ただし、時間の余裕のある人しか無理でしょう。
この前も名古屋ー東京を往復してきました(時間ではガソリン車の1.5倍程かかりました)。

セグが欠けた旧型リーフでは、高速道路でのバッテリーあがりが怖いため、ほぼ 充電器のあるSA ごとに充電しようとします。
しかし、高速道路のSAにある充電器は現在のところほとんどが1器しかないのです(2器あるところもちらほらあります)。
もし先客がいれば結構な待ち時間になってしまいます。

なので、遠乗りすることは時間に余裕のある人にとっては可能だろうということになります。
急いでいる人にとって、リーフ旧型での遠乗りは全くおすすめできません。

ちなみに、高速道路用の充電ナビのアプリを使えば、充電器が使用中か否か、またいつ頃充電を初めたのかがわかるので便利です。こちら ⇒ 高速充電ナビ

リーフの充電事情 マンション住まいでも問題ないか?

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充電は普通充電と急速充電があります。

普通充電は200Vで充電するもので、多くの場合、普通充電器を家庭に備え付けます。
最近の建売住宅では初めから標準で装備されていることも多くなってきているようです。

旧型リーフで普通充電を使う場合は満タンにするためには8時間ほどかかるようです。
ようです、というのは私はマンション住まいで普通充電器を持っていません。
なので一度も普通充電で8時間も充電したことがないからです。

一方旧型リーフの場合、急速充電を使えば大体30分くらいでフル近くまで充電可能です(現在ほとんどの急速充電器は30分制限です)。

ただし、急速充電はバッテリーを痛めるとされていてあまり推奨されません。
しかし、旅先で普通充電で充電するためには満充電まで時間がかかりすぎてしまうため、ホテルなどに宿泊して充電できるとき等以外はあまり実用的ではありません。

したがって、旅行などでは主に急速充電を使用します。
この急速充電器は日産のプランを使えば月々2000円+税 ほどで充電し放題になります。

注意:急速充電する場合と違って街なかの普通充電器を使う場合は都度料金がかかることが多いようです。

マンションでも不自由ないか

私のようなマンション暮らしでは一般的に家に普通充電器がないので、普段から外での急速充電が中心となります。マンションに普通充電器をつけるという選択肢もあるのですが、今の所やっていません。
したがって、リーフの充電はどこか(日産とか、イオン、ファミリーマートなど)で充電することになります。

急速充電時間はほとんどのところで30分に制限されています。

イオンなどでは買い物ついでに充電できれば非常に便利です。
買い物をしていれば30分などあっという間だからです。
ときにはもう少し、ゆっくり充電してくれてもいいな・・・と思うほどです。
例えば映画を見るから3時間ほど・・・とか。

最近は急速充電器を備えたショッピングモールも多くなりました。
したがって、マンション住まいで自宅に普通充電器がない場合でもそれほど不便は感じておりません。

新型のバッテリー容量が大きいリーフは尚更そう感じると思います。

それまで、ガソリン代として月に1万円以上支払っていたのが2000円+アルファで良くなるので、お得感があります。

電気自動車収支

私の電気自動車収支について。

以前はベンツのワゴンW124 E220T に乗っていました。こいつは非常にいい車でしたが、古くなり故障頻発で修理費がかかりすぎて断念しました。

特に電気系統がやばかったです。今のドイツ車は改良されているのでしょうか?
日本の高温多湿の気候にドイツのプラスチック類はもろく、経年劣化してボロボロになることが多かったです。
ハーネスを交換したときには、手でハーネスを触るとポロポロと崩れ落ちるほどでしたからね。

ベンツの燃費は街乗りリッター8kmくらいでした(E220T   排気量 2200 cc です)。
高速では驚異的に伸びて、一番いいときはリッター14kmにもなりました(ドイツ車らしいですね)。

ガソリンはハイオクを入れて、月に1万~2万ほどでしたが、リーフにするとコレが一気に 2000 円台になります。

ベンツでガソリン代年に 20万くらいとしてそれが2万5千円ほどになるわけです。

あのまま6年ベンツに乗り続けたとして、ガソリン代トータル120万円。
リーフにしたことで電気代(というか会費)トータル 15万円 。

なんと6年で100万円以上浮いた計算になります!!

中古旧型リーフの買い方

リーフの中古市場が最近暴落しているとのこと、電気自動車はバッテリーや制御装置の進化が発展途上といえるので新型が出るたびに旧型の価値が下がるのはある程度仕方のないことです。

PCとかスマホなどを想像してもらえばよいでしょう。
実際、スマートフォンで数年も使えば、バッテリーは弱りストレスを感じるようになりますよね、それと同じような感覚です。

リーフの新車は400万円ほどするのでとても高価です。
そこで中古車、しかもバッテリーの劣化がなるべく少ない程度の良い中古車を狙いたいところです。
ですから、程度の良いものをなるべく安く買いたい、というのが本音ですね。

そのためには、メインバッテリーチェックは必須です。ここをしっかりチェックしなければなりません。
できればプロの機械を使ってバッテリーの劣化具合をチェックすべきです。

そうはいっても初めて買う人にとっては難しいですね。
とりあえず、リーフのバッテリーチェックは目視でもパネル内を見れば大体はわかります。

出典  https://www.webcartop.jp/2018/02/200532

写真のメータパネルの右側に157とありますが、これは現時点での走行可能距離です。
青と白の扇型のメーターがその航続距離を示しています。

そのまた右横に同じような白と赤のブロックが並んでいるのがおわかりでしょうか?
これはセグメントと呼ばれていて、現時点でのバッテリーの状態を示しています。
いくつセグメントのマークが有るかを数えてみると赤色が2つ、白が10、全部で12あります。
今この状態ではバッテリーはほぼすべて稼働中と言えます。

セグ欠け

ところが、乗りこんで充電を繰り返すうちにこのセグメントが欠けてくる(点灯しなくなる)のです。
これが世にいうセグ欠けです。
このセグ欠けはバッテリーが当初の状態から比較して弱っていることを示しているのです。

バッテリーの状態について、もっと詳しく知りたければプロに依頼するか、ご自分でハンドル下のOBDへトランスミッターを入れて「リーフスパイ」というアプリを使うとよくわかります。リンク リーフスパイ

日産はセグ欠けした(たぶん8セグ以下)個体に関しては保証期間内であれば対応するそうですので、該当する方は問い合わせをしたほうがいいと思います。

中古リーフを選ぶポイント

あなたが中古のリーフをお考えなら、このセグが欠けてないものを選ぶのが無難です。
ただ、セグの欠けたすごく安い個体を買ってバッテリーを交換するというのもありかもしれません。
日産は約60万円でバッテリー交換するらしいですから(要確認)。

私の場合は、車は中古車販売業者ではなくオークション代行で買ったのでセグ欠けに関しては写真で確認する程度でした。

買った車は試乗車上がりで、走行距離がまだ 4000 km 程度だったのでバッテリーに関してはあまり心配はしませんでした。

走行距離の少ないものをうまく見つけることができれば、私のように中古車オークション代行に依頼するのも一つの手です。
うまく行けば、中古車販売店で買う値段の20~30万円くらいは安く上げることが可能です。

私の利用したオークション代行業者 ⇒ オークサポート
オークション代行の利用は2回め、2台めですが、今までトラブルは特に有りませんでした。おすすめです。

ちなみに買った値段はコミコミで185万円くらいです。
ただし、車庫証明・登録等の手続きは自分でする必要があります。

電気自動車の将来

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電気自動車の宿命としてバッテリーの劣化が挙げられます。
しかし、バッテリーが弱ってきたリーフでもお買い物グルマとして使う分にはいいんじゃないでしょうか?

また、電気自動車特有の加速力はすばらしく、キビキビ走ります。
また重いバッテリーが床下にあるため、低重心が感じられ安定しています。
そういう走りに魅せられる人もいるかと思います。

電気自動車がこの先、世界的に主流となるのは間違いないでしょう。
今はまだバッテリー容量の問題と充電時間の問題があり、敬遠する人も多いでしょうがいずれ解決されるはずです。

バッテリーの技術革新がすすめば、例えば一回充電で 2000 km とか 10000 km 走るような車も夢ではありません。
事実、アメリカの電気自動車メーカーのテスラの発表した新型のスポーツカーの航続距離は1000kmとアナウンスされています。

電気自動車の制御は電気ですから、PCとの相性もよく制御が簡単になるであろう点も電気自動車にアドバンテージがあります。
よって、近い将来、電気自動車の完全自動運転化が必ず実現するはずです。

私は、電気自動車はガソリンを入れなくても良いこと(当たり前ですが)と、オイル交換等しなくてもよい点も気に入っています。ほぼメンテナンスフリーなのです。

ブレーキパッドも回生ブレーキのおかげでほとんど減りません
6万キロ近く乗っていますが、私はまだ一度もブレーキパッドを交換していないのです。
私自身はもうガソリン車に戻る気持ちはありません。
さらに、楽しみに次の技術改革を待っています。

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